ローマ人への手紙 9章
「選びによる神のご計画」
9章では、パウロが神の選びについて三つのことを述べていることが示された。
第一、人間の理解をはるかに超えたものである。(9節~13節)
神の選びの計画は、「行いによるのではなく、召してくださる方によって進められるために、「兄が弟に仕える」と彼女に告げられました。」―12節― 「「わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ」と書かれているとおりです。」―13節―
神さまは、愛の人だのに同じ兄弟の中からどちらかを選び、どちらかを愛し、憎むのかと私たち人間では到底理解しがたいことである。それが神さまの一方的な選びのご計画であるのです。
第二、一方的な神のあわれみ。(14節~18節)
神はモーセに言われました。「わたしはあわれもうと思う者をあわれみ、いつくしもうと思う者をいつくしむ。」―15節― 人の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によるのである。私たちが選ばれて、救われたのもただ一方的な神のあわれみである。そのことについて私たちがどう感謝するのかが問われることではないだろうか。
第三、選びはユダヤ人だけでなく異邦人にまで及ぶ。(24節~30節)
ホセア書2章で、主は異邦人を「わたしの民」と呼び、イザヤはイスラエルについて、「残りの者だけが救われる。」と宣言している。神さまは、異邦人も選んでくださったのである。なぜなら、異邦人は義を追い求めず信仰による義を得たからである。謙遜な気持ちを忘れず、義なる信仰を持ち続けていくことである。
愛する天の父なる神さま。私を選んで下さって感謝します。この地上においてはいろんなことに遭遇して挫折したりすることがあります。その時には、あなたに選ばれた者として信仰に立ち上がって前進していくことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
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