エゼキエル書10章
『ケルビムの翼の音』
主の臨在と栄光をあらわす超人的、天使的なケルビム。神さまが大きな動きを見せる時、ケルビムもアイコンのように従い現れる。
モーセが造った聖所「契約の箱」をおおう「宥めの蓋」には、純金のケルビムが翼を高く広げている。手足を持ち、大きな翼のあるケルビム。
10章はケルビムを操り神さまが象徴的に現れる。
「サファイアのような王座」、「神殿は雲で満たされ」、エルサレムの神殿は主の栄光で輝いていた。ケルビムの翼の音は、神さまの語られる声のようだったという。
10章の内容そのものは、エルサレムに対する審判だ。2節には、炭火をエルサレムにまき散らせとある。そんな厳しい審判なのだけれど、神さまの臨在は高貴で美しく完全で絶対だ。
私はまだ先日のリトリートの余韻の中にいる。
芝生の上で空を見上げた。山肌が鬱蒼と茂り、屹立するノーフォークと共に真っ青な天を緑の額縁のように取り囲んでいた。美しい自然は皆、天を仰いでいる。風に運ばれて、白い雲が流れていた。こうして10章を読むと、あのリトリートで、神さまは青空の中にサファイアのような王座と、雲で満たされた神殿を見せてくださったのかもしれない。
リトリートの間中、私の頭の中は「善き力にわれ囲まれて」の賛美が奏でられていた。
エルサレムはバビロンの軍隊によって破壊された。ウクライナはプーチンによって破壊された。しかしそれは表面的に過ぎない。すべては神さまのご計画の中にある。イエスさまの十字架の血潮で、教会と私たちがあがない救われたように、神さまは大胆な実行をされる。善き力をただただ信頼するのだ。
あるパスターのメッセージが心に刻まれている。「信頼ということだけで問題を解決できる人は幸いです。信頼のみで解決できると信じることのできる人は幸いです。」
神さま、あなたをもっと信頼したいです。神さまの時を待つことができる者になりたいです。和解と平和を祈り、実行できる者になりたいです。Still
イエスさまのお名前で感謝して祈ります。アーメン
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