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2022年10月24日 ディボーション

エゼキエル書5章


『罪の性質に打ち勝つ』byアイゾン直子

 エゼキエル書は、最も難解な書として知られているそうです。謎めいた神のことばが続くので、ここから、今の自分に、神が何を語ろうとしているのかを探る作業は、かなり頭を悩ませます。

 5章も、謎めいたことばから始まります。鋭い剣を取れ、かみそりを使って髪とひげを剃れ、その毛を分けよ、など意味不明です。

 ここで用いられる「剣」(1、2節)ですが、これは、主の契約に背いた者へのさばきを示すそうです。頭やひげを剃ること(1節)は、悲しみと嘆きの象徴で、はかりで量ること(1節)は、これから起ることが偶然でなく、主によって計画されたことであることを示していると言います。

 そしてこれら三つの象徴行動は、エルサレムの住民が三つの運命、①疫病と飢饉で死ぬか(焼き)、②殺されるか(剣で打ち)、③散らされるか(風に吹き散らせ)を辿ることを預言していると言うのです(12節)。(「人生が100倍楽しくなる、パスターまことの聖書通読一日一生 」より)

 これらのさばきは、すべてモーセの律法に基づいたさばきです。では神は、ご自分の民をさばくために、律法を与えたのでしょうか?

 神は、律法を与えることでイスラエルの民を、他の民から聖別されました。神の民として選ばれた彼らに与えられた律法は十戒を含め、全部で613項目あるといいます。これらすべてを守ることが出来たなら、その人は神と同じきよさを持つことになります。しかし、そんなにたくさんの律法を、完璧に守れるわけがないのです。原罪がある人間には無理なのです。そしてそのことは、もちろん神もご存じです。

 そのため、旧約時代なら、罪を悔い改め、神の赦しを乞う者は、動物の血のいけにえをささげたのです。しかし、イエスが人となって来られて以降は、イエスご自身が血のささげものとなってくださったがゆえに、イエスは主であるという信仰によって、私たちの罪は過去、現在、未来に至って、赦されることとなったのです。アーメン。

 旧約の時代、悔い改めず、罪を犯し続けるなら、神は民はさばかれました。非常にきびしい神を想像しますが、そこに至るまでに、神がいかに忍耐されたかを、忘れてはいけないのです。

 イスラエルの民は、出エジプトを経験して以降もずっと、神に逆らい続けて来ました。中でも偶像礼拝は、神が最も忌み嫌われることでした。そのような民を神は、約800年もの間、忍耐されたのです。日本の歴史に例えるなら、鎌倉時代から現在までの期間です。

 神の忍耐は、今も続いています。イエスが復活し、昇天された今、恵みの時代に私たちは生かされていると耳にしますが、同時に終末の時代を生きているのです。

 人間の罪の性質は、救いと共に消失するわけではありません。逆に、救いに与ったからこそ、罪が示されるようになります。そしてそこから、聖別された者としての、神による訓練が始まります。

 罪が示されることは辛いことです。しかしそれは、神が私たちの人生に介入してくださっている証でもあります。

 「しかし、愛する人たち、あなたがたはこの一つのことを見落としてはいけません。主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」(ペテロ第二3:8‐9)

 

祈り:愛する天のお父さま。あなたの愛とその忍耐に心から感謝いたします。あなたが示してくださる罪に対して、真の悔い改めによる祈りが、出来ますように。あなたにだけでなく、その罪によって傷つけてしまった相手に対しても、素直に謝り、関係を回復することが出来ますよう、導いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

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