top of page
hccnichigo

2022年1月17日 ディボーション

第五巻詩篇 138篇


『神に感謝をささげる』


「心を尽くして 私はあなたに感謝をささげます。」で始まる138編は、ダビデがいかに神の人であったかを感じさせる詩篇である。

 ダビデは、神が成されたすべてのみわざを忘れず、すべてに感謝を忘れない。彼の呼びかけに神が答え、彼を強くされたこと、また彼が敵から命を狙われた時も、神の右の手は彼を守られた。


「主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。」(8)とダビデは歌う。


 この言葉は、神に愛されていることを信じて疑わない人にしか、言えない言葉である。ダビデは、神を愛し、また神の愛をあますことなく受けた人である。神が愛する人は、神が必ず守られるのである。


 私も、神に愛されている一人である。神を知らないで生きていた私を導き、イエスさまに出会わせてくださった。私がそれまで犯してきた様々な罪、私自身では到底許すことのできない事柄を、神はひとり子であるイエスさまの清い血の捧げ物を受け取り、それで私に義の衣を着せてくださった(イザヤ1:10)。今や私も新しくされ、聖書の中に名を連ねる方々に倣って、神のご用のために働く者として生きる喜びを授かったのである。


「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい」(1テサロニケ5:16−18)


 日々の生活の中には、喜べないこと、感謝できないような不幸や悲しい出来事に出会うことがある。逆境の時、人は感謝の心を失ってしまう。しかしそんな時でも、私たちは神から愛されていること、しかも、尊い存在であるという事実は永遠に変わらないことを信じているなら、嘆くより、感謝することを選び取ることができる。また、何が起ころうとも、すべては益に変えられるという確信を持つことができる。


「すべてのものが神から発し、神によって成り、神に至るのです。この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。」(ロマ11:36)


祈り:天のお父様、私の心に感謝の心を与えてくださり、ありがとうございます。あなたに在って、すべてに感謝することは、希望を生み出します。どうか、このことを、あなたをまだ知らない方々にお伝えする機会が与えられますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。



閲覧数:23回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2022年12月31日 ディボーション

ダニエル書 9章 『御心ならば』 ダニエルはエレミヤの預言により、捕囚が70年間であることを知り、あと3年でその期間が終わることを悟った。と同時に、同胞が犯してきた罪に思いを巡らせた。イスラエルの民が幾度となく神さまを裏切ったこと、偶像崇拝で聖都を汚したこと、エルサレム神殿...

2022年12月29日 ディボーション

ダニエル書7章 『ダニエルの見た夢』 ダニエルの見た夢は、4頭の大きな獣であった。2章でネブカドネツァル王が見た像の夢と似通った幻である。第1の獣は獅子のようなもの、第2の獣は熊に似たもの、第3の獣は豹ににたもの、そして第4の獣は大きな鉄の牙を持った恐ろしく不気味なものであ...

2022年12月26日 ディボーション

ダニエル書4章 『聖霊によって変えていただく』 アイゾン直子 ネブカドネツァル王は、数々の奇跡を目の当たりにした結果、イスラエルの神を褒めたたえるようになりました。しかし、唯一の神として認めることはできませんでした。彼は自分が神に等しい者と思っていたのかもしれません。そんな...

Komentarze


bottom of page