詩篇第一巻 21篇
「王は、主に信頼しているので いと高き方の恵みにあって揺るぎません。」(7節)
数年前に日本で家を探していた。住み慣れない場所だったので、昔からその土地に暮らす人に助言を求めた。その土地の歴史などを含めて、どの場所に住めば良いか教えていただいた。平城京ができる前からその土地の豪族たちが暮らしていたとされる場所の物件に導かれた。そんな時に台風が到来。街の山側に居を構えた私たちは難を逃れた。見た目や利便性だけを優先して、新しく開発されたオシャレな高層マンション地区を選ばなくて良かったとその時に気付かされた。なぜなら、その地域は台風による大雨で町中が川のようになってしまったからだ。どの地盤を選ぶかにより将来は変わってくる。
王が即位されたときにダビデが歌ったこの歌には、主なる神様に対する切なる思いが込められている。周りの人々にふりまわされるのではなく、主と言う硬い地盤に根を下ろすダビデの覚悟が見える。それはどんな時も神に聴き従う事。
「主に信頼する人々はシオンの山のようだ。揺るぐことなく とこしえにながらえる。」
(詩篇125:1)
「主が私の右におられるので 私は揺るがされることがありません。」(詩篇16:8)
揺るがぬ地盤のもとで私たちは神様の力を得ることができる。
携帯電話の充電ステーションのようなものだ。しかし間違ったコードに繋いだら充電はできない。私たちは主の御言葉に繋がり、御言葉を通して神様と会話し、聖霊様を通して癒しをいただく。
たとえ困難の中にあっても、信仰によって主の光の子とされた私たち。日々の生活でイエス様がなんとおしゃっているのか? 父なる神ならどうするのか、正しい充電ステーションとコードを選びとって繋がらなければいけない事を示された。
そのためには3食の食事のように朝から晩まで主の充電ステーションにつながっていたい。それだけが唯一、私たちが霊的に満たされ、成長できる方法だから。そして日々鍛えられた私たちの心は、いつしか揺るがぬ主に繋がる地盤へと形成されていく。
天の父なる神様。
主の御言葉に聞き従い、主から力を、教えを、導きを得ることが私の喜びとなるように、どうぞ聖霊様が導いてください。あなたのご計画の中にある困難に、あなたが私を霊的成長、成熟の為にトレーニングしてくださっている事を示されました。ありがとうございます。これからも全てをお造りになられた主を私の地盤として歩んでいきたいです。ですからどうぞ今日も私の心に語りかけてください。僕は聞いております。貴方の愛に感謝して、主・イエスキリストの御前にお捧げいたします。アーメン。
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