詩篇第一巻 20篇
『勝利は主の御名に』
この賛歌は9節に「主よ 王をお救いください。私たちが呼ぶときに答えてください。」とあるように、多くの学者たちから、王のための祈りの詩であると言われている。
それもそのはず、王によって、その国とその国民も安泰であるかないかが決まる。それゆえに祈る。主にあって立てられた、王のために。
「私たちは あなたの勝利を喜び歌い 私たちの神の御名により 旗を高く掲げます。」5節
この20篇を通して、祈りの奥義を知る。前半は「…なりますように。」「…くださいますように。」と願い求めが続くのだが、この祈りは後半6節から「今 私は知る。」との確信へと変わるのだ。その祈りの確信が7〜8節だ。
「主が 主に油注がれた者を救ってくださることを。右の御手の救いの御力をもって 聖なる天から その者に答えてくださることを。
ある馬は戦車を ある者は馬を求める。しかし私たちは 私たちの神 主の御名を呼び求める。彼らは膝をつき 倒れた。しかし私たちは まっすぐに立ち上がった。」7〜8節
ハレルヤ!主よ。
この祈りにある勝利の確信を、私たちにもお与えください。
そして、私たちも主の御名にすがり、まっすぐに立ち上がらせていただく者とさせてください。勝利は主よ、あなたの御名にあります。あなたの御名を呼び求めます。力ある主イエス様の御名によって、お祈りします。アーメン。
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