マタイの福音書 28章
「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」(20節)
イエス様がお生まれになってから2021年。極東アジアと言われる日本にもイエス様の教えがとどき、たとえ”1%しかイエス様の教えを信じるものがいない日本”と言われていても私には沢山の望みがある。
同じように1%に満たないクリスチャンしかいない国がある。アフガニスタン・イスラム共和国。2001年、厳格なイスラム主義、タリバン政権が崩壊しカイザル政権、2014年からはガニー政権が世俗化を進めるべく規制緩和を行なった。しかしその間でもキリスト教に改宗した男性は死刑、女性権利改善を訴えた男性は死刑となっている。昨年、アフガニスタン、アメリカ、タリバンとの間で和平合意が持たれたが、武力衝突は続いている。クリスチャン人口1%でもどれだけ日本人に対して宣教のチャンスが大きいかは一目瞭然である。この章で主からイエス様を通して大宣教命令が私たちに下されている。終わりの時が近い今、何をすべきかこの章から示される。
「そして、急いで行って弟子たちに伝えなさい。『イエスは死人の中からよみがえられました。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれます。そこでお会いできます』と。いいですか、私は確かにあなたがたに伝えました。」(7節)
イエスは言われた「恐れることはありません。行ってわたしの兄弟たちに、ガリラヤに行くように言いなさい。そこでわたしに会えます。」(10節)
御使いとイエス様はガリラヤに行くように私たちに語る。ユダヤ人の仕打ちに対する父なる神様とイエス様の堪忍袋の尾が切れてエルサレムを見限った事が示されている。もしここで、エルサレムの人々がイエス様の教えに耳を傾けていたら、もっと違う世になっていたかもしれない。逆に、ガリラヤからスタートしてヨーロッパに教えが広まったから日本にも伝来したのかもしれない。きっとそれも神様の御計画。
「わたしには天においても地においても、全ての権威が与えられています。ですから、あなた方は行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名によってバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべての事を守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」(18~20節)
イエス様がご自分の命に変えて私たちの罪を贖ってくださったのには沢山の理由がある。その一つに自発的に私たちが主の教えを胸に宣教すること。なぜなら主はご自分が造られた人々を本来の心の姿、罪なき者として変えたいから。
25年前に洗礼を受けたての時には自分の罪があまり分からなかった。法律的な犯罪を犯していないからと言う事では無い。イエス様が、そして父なる神様が私を愛し、ずっと支えてくださっていた。そして犯した罪を一つひとつ赦し、進むべき道へ導いて下さっている事を理解していなかった。長い時間がかかったが、やっと皆に述べ伝えるべき時、場所が与えたれている。私を宣教の道具として用いてくださっているのだと信じて、自分が神様から与えられたタレントを使って宣教したい。そこにはいつも父なる神とイエス様、そして聖霊様が一緒にいてくれるのだから。
「あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味の効いたものであるようにしなさい。そうすれば、一人ひとりどのように答えたら良いか分かります。」(コロサイ4:6)
「どうか、私たちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与てくださいますように。」(エペソ1:17)
主よ、今日も沢山の御言葉を私に語ってくださり、ありがとうございます。貴方と共にいられる平安を感謝します。そしてその恵みを私の家族、友人たちに分かち合いたいです。それが貴方のご命令であり、そうすることが私の喜びだからです。
イエス様のお名前と共に感謝して御前にお捧げいたします。アーメン。
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