マタイの福音書1章
今日から通読は、新約聖書のマタイの福音書に入る。
マタイは、取税人だったが、イエスの「わたしについて来なさい」(マタイ9:8)という召しによって、12使徒の一人となった。
マタイの福音書の特徴は、イエスというお方は、旧約聖書に預言され、ユダヤ人たちが待ち望んでいる「メシヤ=キリスト=救い主」であることを明らかにしている点にある。
この1章の書き出しが系図で始まる意味は、「アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリストの系図」(1)とあるように、イエスはアブラハムとダビデの子孫、つまり、神によって約束されたメシヤであることを明らかにすることにある。
そして、イエスの誕生物語、インマヌエル預言の成就と続く。
私の家には、系図というものはない。しかし、父が召されたとき、叔母から色々な話を聴くことが出来た。父方の祖父は、九州から福島に来た人ということで、なるほど九州には「関」という姓がある。もともとは平家の末裔らしい。父方の祖母は、新潟の出身だと聞いた。母方になると、生粋の江戸っ子というくらいで詳しくは分からない。
最近は、DNA検査を手軽に行い、自分の中にどの民族が入っているかを調べることが出来る。いつかやってみたいと思っている。
私という存在は、肉の繋がりによる系図の中にある。しかし同時に、イエスを信じて神の子とされたことで、神の家族の系図に加えられたのである。
この神の家族の系図を紡いでいきたいと思わされた。私の後に続く子ども、孫、子々孫々に至るまで、神の家族の系図に入っているように、信仰の継承を願わずにはおられない。
祈り
天の父なる神さま。イエスが、メシヤであることを信じています。そのあなたを信じた私たちは、神の家族の系図に加えられていることを信じます。この新しい系図を、私の子々孫々に至るまで、紡いでいけますように、信仰を継承していけますようにと、心から願います。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
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