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2021年6 月14日 ディボーション

ヨハネの黙示録 13章


『命の書』


 必要悪と言う言葉がある。悪に良いも悪いも無い。悪いものは悪い。しかしその悪の行いにも期限がある。

 このヨハネの黙示録が書かれた時代はローマ皇帝が牛耳る時代。主を信じる者たちは迫害を受けていた。そんな悪の象徴が獣(ローマ皇帝)と竜(サタン)で表現されている。頭が打たれても再生するような獣。到底人間が太刀打ちできる事ではない。しかしそれらも主の管轄内。

「この獣には、大言壮語して冒涜の言葉を語る口が与えられ、四二ヶ月の間、活動する権利が与えられた」(5節)とある。

(たいげんそうご:大袈裟で威勢がいいこと。口では大きなことを言っても実行が伴わないこと。)

 主が私たちの歩む道を示してくださり、共に歩むことを信仰告白して光の子となった私たち。しかし当時のローマのように正しいことを言うものを嫌い、自分たちに強制的に服従させよう、また密かに服従するような道を敷く君主がいる。

しかし主はこう言って私たちの暗い生活に光を与えてくださる。


 「地に住む者たちで、世界の基が据えられたときから、屠られた子羊のいのちの書にその名が書き記されていない者はみな、この獣を拝むようになる。

 耳のある者は聞きなさい。

 捕らわれの身になるべき者は捕われ、剣で殺されるべき者は剣で殺される。

ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。」(8〜10節)


 どんな悪の行いも3年半しか許されない。それは主がそう決めたから。(5節)

 主がおしゃった事を心に刻み、信じて、世の悪に流されず、挫けず、心折られる事なく、いのちの書に名が書き記された者として今日も歩んで行きたい。


●祈り:

天の父なる神様。信仰によって貴方の子供として、いのちの書に名を記してくださりありがとうございます。貴方に私の名前が消されぬよう教えに忠実に従います。たとえ世の悪が私に及んでも、怯む事なく立ち向かう力と知恵を与えてください。

感謝して、イエス様の御前にお捧げいたします。アーメン。

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