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2021年6 月11日 デヴォーション
ヨハネの黙示録10章
まさに大患難時代の描写が続きます。9章では第六の御使いによるラッパが吹かれ、10章では、第七のみ使いによるラッパが吹かれようとしています。(7節)
6節には「もはや時は残されておらず」と記されていますが、ある訳では「もはや、時が延ばされることはない」と訳されています。
ということは、これまで時が延ばされていたということです。なぜ、延ばされて来たのでしょうか。
「主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」ペテロの手紙第二 3章 9節
私たちが活かされている今の時代は、時が延ばされている中にあるのです。サッカーの試合で言うなら、ロスタイムです。いつ試合終了の笛が鳴ってもおかしくない状況です。
主が、あえて笛をならさず、時を延ばしているのは、すべての人が悔い改めるのを待っているからです。主の御心は、「一人も滅びない」(ヨハネ3:16)ことです。
しかし、この7節には、次のように記されています。
「第七のみ使いが吹こうとしているラッパの音が響くその日に、神の奥義は、神がご自分のしもべである預言者たちに告げた通りに実現する。」(7節)
延ばされていた時が終わり、ついに御心が実現する時が来るのです。
私たちは今、聖霊が働かれ、福音が語られ、イエスを信じることが出来る時代にいます。今は、恵みの時代なのです。この時代だからこそ、私たちは福音を信じることが出来るし、また伝えることが出来るのです。
やがて、必ず第七のラッパが吹き鳴らされる時がきます。その時までに、一言でも多く福音を語り、一人でも多くに福音を届けることができるように励んでいきたいと心から願います。
祈り
天の父なる神さま。時が延ばされている今の時代にあって、私たちはイエスの福音を伝えるという使命を全うすることができますように。そのために、与えられたタラントを十分に活かして用いることができますように。どうか私たちを福音の使者として用いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン