ヨハネの黙示録 8章
「子羊が第七の封印を解いたとき、天には半時間ほどの静けさがあった。」(1節)
半時間ほどの静けさとは、厳粛な静けさだった。
7人の御使いたちにラッパがあたえられた。ラッパというのは神の裁きを意味するもので香は祈りを意味するものである。
8章では7人の御使いのうち4人の御使いたちがラッパを吹いたときの裁きが降ることが詳細に述べられている。正直言って地獄がそういう所なのではと思わされて戦慄がはしった。
第一のラッパを吹いた時におこる裁きは地の上にある木々の1/3や青草が焼き付くされた。
第二のラッパを吹いた時は、海の中にいる被造物、命あるものが死に、そして、船の1/3が壊された。
第三のラッパを吹いた時は、天から燃えるたいまつが川の水源に落ちたので、川は「にがよもぎ」のようになってそれを飲んだ者たちの多くが死んだ。
第四のラッパを吹いた時は、天空にある太陽の1/3と月、星の1/3が打たれたので昼間の光が失われて、夜も同じように全き暗闇になった。
4人の御使いたちによってなされた裁きは、どれも1/3の裁きであり100%ではない。そこからこの裁きは本当の完全なる裁きではないことがいえる。13節での一羽の鷲が中天で大声でいったことばはまさにそのことを意味している。
「わざわいだ、わざわいだ、わざわいが来る。地上に住む者たちに。三人の御使いが吹こうとしている残りのラッバの音によって。」(13節)
残りの三人の御使いの吹くラッパの音で終末期となるのだろう。
今、現在私達が住んでいる所は平和そのものである。緑ゆたかな木々、青い空と海、優しい風が草木や花々をなびかせている。多くの人々が海や公園で幸せそうに憩っている。その平和な自然な光景が一瞬にして滅びていくなんてどう信じていいかわからない。クリスチャンが携挙された後に、天上から、イエス様を受け入れなかった愛する人々が地上で苦しんで死んでいく光景をどうしてみることができようか。想像しただけでも恐ろしくて悲しくなる。私達クリスチャンがなすべきことは何かを考えさせられるところである。
第二ペテロ3:19がしめされた。
「しかし、主の日は盗人のようにやって来ます。その日、天は大きな響きを立てて消え去り、天の万象はやけて崩れ去り、地と地にある働きはなくなってしまいます。」
祈り
愛する天の父なる神様、今朝のみことばを感謝します。黙示録に記されたことは必ず成就すると信じます。この地上に裁きが来る前に私達クリスチャンがやらなければならないことを一人一人に教えて下さい。導いて下さい。主イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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