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2021年6月14日 ディボーション

ヨハネの黙示録13章


『海からの獣と地からの獣』


「耳のある者は聞きなさい。捕らわれの身になるべき者は捕らわれ、剣で殺されるべき者は剣で殺される。ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。」13:9−10


 12章で赤い竜が登場した。そして今回、海からの獣と地からの獣が登場した。赤い竜はサタン、海からの獣は反キリスト、そして地からの獣は偽預言者のことである。黙示録13章は、偽の父なる神(サタン)から力を受けた偽の子なる神(反キリスト)による世界統治とはどのような状態であるかを預言している。人々は、偽の聖なる神(偽預言者)によるしるしによって惑わされ、サタンを礼拝するようになる。従わない者は迫害され、ある者は殺される。私たちは聖霊による「聖霊の証印」が押されているが、ここでは、獣の刻印が押される。そしてその刻印のない者は「だれも物を売り買いできないようにした」。つまり、生活ができない状態にさせられるということである。まさに、不条理、理不尽、地獄である。


 しかし、神は言われる。「耳のある者は聞きなさい。捕らわれの身になるべき者は捕らわれ、剣で殺されるべき者は剣で殺される。ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。」悲惨な時代である。しかし、神は正義を行われる方だと信じて忍耐し、みことばに支えられた信仰に立ち続けなさいと、励まされる。


 私たちは、日々サタンの攻撃の中にいる。サタンは心を攻撃してくる。それに対抗するみことばをもっていないなら、私たちは簡単にサタンの策略に陥ってしまう。だからこそ、神さまは今の世にあっても「ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。」と言われるのではないだろうか。


祈り:

 愛する天のお父様、いかなる時も、共にいてくださることを感謝します。聖書のみことばに固く立つ信仰と、どのような時であっても、神の子であり続ける忍耐を与えてくださいますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。


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「彼は大声で言った。『神を恐れよ。神に栄光を帰せよ。神のさばきの時が来たからだ。天と地と海と水の源を創造した方を礼拝せよ。』」(7) 神のさばきの時、その時に私たちがするべきことは、神を恐れること、神に栄光を帰すること、礼拝すること、この3つだ。 神を恐れるとは、意味としては畏れることだ。神に対して恐怖で震えることを言っているのではなく、畏怖の念を持つことを言っている。 愛には、恐れはない。しかし

13章は12章の続きで、地上に落とされたサタンが聖徒たちを苦しめる様子が描かれている。 海から上がって来た獣とは、当時のローマ帝国の象徴だと考えられている。この獣に権威を与えたのは竜、すなわちサタンであった。この獣は7つの頭と10本の角と10の冠は支配権を持っていることを表している。又、ひょう、熊、獅子に体の一部が例えられているが、これは当時のバビロン、ペルシャ、ギリシャなどの古代の世界的国家権力

黙示録とは、言葉の通り「黙示文学」である。黙示文学とは、神の御心を現わすのに、直接的な表現ではなく、幻、数字、隠語、隠喩、象徴などを用いるのである。だから、それらを文字通りに受け取ることは出来ない。文字通りに、イエスの口から両刃の剣が飛び出ているわけではない事は誰でもわかるだろう。目が炎のように燃えている、足が真鍮であるわけではない。それらは、一つの意味を伝えようとしている黙示的表現なのだ。 12

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