ヨハネの黙示録 11章
『第七のラッパ、この世の国はキリストのものとなった』
●学んだこと:
2年前、チャーチのデボーションで黙示録を通読して、失敗したことがある。読んでもチンプンカンプンで、手引書や解説書を読みあさり、袋小路にはまってヘトヘトになった。日本に帰った時に書店で、小畑進氏の『ヨハネの黙示録講録』というのを見つけ、立ち読みして瞠目した。黙示録の、なんと一節ごとの説教集だったのだ。例えば11章15節、
「第七の御使いがラッパを吹いた。すると大きな声が天に起こって、こう言った。「この世の王国は、私たちの主と、そのキリストのものとなった。主は世々限りなく支配される」
この一節だけで、延々とりなしているのである。1冊600ページ近くで、全4巻。聖霊さまに導かれていたとはゆえ、渾身の力作である。
自分のような付け焼き刃の、知恵ではなく知識の自己満足ではダメなんだと痛感した。小畑進氏は、すさまじい献身の生涯を送られた牧師だと知った。
「あなたは生ぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしは口からあなたを吐き出す。」黙3:16
自分の中途半端なデボーションを、イエスさまはこの御言葉で喝破されたようで、以来、大好きでいつも座右の銘にしている。
なので黙示録は読んで分かった部分だけ、アーメンすることにした。暗喩など深い意味が込められているかもしれないけれど、なるべく字義通りの理解をするようにしている。
例えば11章の始まりで、神殿や祭壇や礼拝している人を杖のような測り竿で測りなさいとあるが、測ることの意図はあまり考えずに読み進む。と、突如二人の証人が登場する。誰???
1260日も預言をし続け、二人に害を加えようとすると、口から火が出て、敵を焼き尽くす。思うがままに災害を起こすことのできる、力と権限を持っている人だという。
そんなすごい証人が誰なのか、聖書が明かさないなら私も既読スルーする。そうしてついに第七のラッパが吹かれた。それが前述の「この世の国は私たちの主及びそのキリストのものとなった。主は永遠に支配される。」だ。
主なるイエスさまの完全で永遠の勝利! ラッパはどれだけ高らかに鳴り響くのだろう!!
肉の力で理解できないところがあっても、聖霊さまの導きで、土の器の必要を満たしてもらえることが嬉しい。黙示録の預言を信じ、再臨の時を期待して待ちたい。
●祈り:
愛する天の神さま、あなたがご自身の約束に忠実なことを確信します。携挙が前でも後でも御心に従い、希望を持って待ちます。昔おられ、今もおられ、やがて来られるイエスさまの、聖なる栄光をあがめたたえます。どうかあわれんでください。
イエスさまのお名前で、感謝して祈ります。アーメン
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