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2021年5月26日  デイボーション


エステル記 4章


「もし、あなたがこのようなときに沈黙を守るなら、別のところから助けと救いがユダヤ人のめにおこるだろう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、このような時のためかもれない。」14節


語られたこと:


 モルデカイは、ハマンの策略、つまり、全てのユダヤ人を根絶やしにすることをクセルクセス王によって書簡に印が押されたことを知って、衣を引き裂き、悲しみと嘆きで、粗布をまとい、灰をかぶり断食した。なにも知らなかったエステルは宦官をとおして、衣服を送り粗布を脱がせようとしたがモルデカイは受け入れなかった。モルデカイは、事の成り行きを知らないエステルに、宦官を通して、ユダヤ人全員にこれから起ころうとすることをすべてつげた。そして、エステルの使命も伝えた。最初は、さすがのエステルも躊躇したけど、モルデカイは必至になって食い下がった。


14節で語られているのを示されたのは、この時のモルデガイのことばは、神様のみことばであった。つまり、神様はモルデカイを通して、エステルに選択権をあたえられておられると同時に、神様があなたを選ばれておられるということを示された。賢いエステルは、ユダヤ人の為に真剣になっている養父のことを思ったにちがいない。そして、彼女は死をも覚悟でクセルクセス王に会う決心をする。エステルは王に会う前に、モルデカイに3日間の断食をするように依頼した。

 モルデカイはその依頼を承諾した。全てが神の摂理の中にあることを思わされた。この章では、前記のネヘミヤ記やエズラ記のように[神よ]と祈る箇所がでてこないけれど、断食をすることそのものが神に祈り嘆願することにつながることである。


 誰かの為に犠牲になること、それは、まさにイエス様の十字架がそうである。無償の神の愛である。エステルもモルデカイもユダヤ民族の為にそれこそ死をも恐れずに行動できたのは、それは神が彼らに介入していたからである。神は、私達が覚悟して行動にでることを待っておられるのではないだろうか。みことばがしめされた。

「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」 イザヤ書 41:10


祈り

天のお父様、あなたの御名をほめたたえます。あなたこそ唯一なる神であることに心から感謝します。信仰の弱い私があなたのみことばを今日も明日もこれからもずっと、ずっと心の糧として

歩ませて下さい。主イエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン。


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