top of page
  • hccnichigo

2021年5月23日 デヴォーション 

エステル記1章  



 エステル記は、エズラ記、ネヘミヤ記に続いて、捕囚期に書かれた書です。内容は、スリリングで手に汗握るようなシーンがたくさん出てきます。

 時は、ペルシャ帝国の時代です。クセルクセス王の王妃ワシュティが王の命令に背いために、王の前に出てはならないという勅令が出されることになりました。ワシュティは一生幽閉されることになったでしょう。

 現代の感覚で読むと、王の身勝手さと男尊女卑の社会に、どうにも納得の出来るものではありません。しかし、この王妃ワシュティが退けられたことで、代わりにエステルが王妃となり、このエステルの命を懸けた行動によってユダヤ人は民族滅亡の危機を回避することが出来たのです。

 聖書に聴く、それはこの御言葉に込められた神さまからのメッセージを受け取ることです。そのようにエステル記に聴くと、この書のメッセージは、ユダヤ人を抹殺しようとする暗闇の力に対する勝利であることが分かります。

 ユダヤ人を抹殺する目的は、この地上における神の計画を阻止することにあります。ユダヤ人は、その歴史の中で、ナチスによるホロコーストに代表されるように、幾度となく民族滅亡の危機を経験しています。


 この1章は、一見すると、王の身勝手さや、男尊女卑が気になりますが、そのような王の気質や、文化、社会状況を超えて、エステルを王妃にするための神の計画は成されているのです。

 私たちの生きる現代においても、まったく神とは無関係と思える社会、文化、人の考えであっても、それらさえも神は用いて、ご自身の計画を成し遂げられていくのです。


 まさに今起こっているイスラエルとハマスの紛争においても、私たちは「エルサレムの平和のために祈れ」(詩篇122篇6節)の御言葉に導かれて祈る者でありたいと思います。

 そして、この混沌とした社会にあっても、計り知れない神の働きが隠れたところで成されていることに目を留めていきたいと思います。

祈り

 天の父よ。神に選ばれた民であるユダヤ人が、その暗闇の力から守られますように。またハマス側にも主のあわれみが注がれて和解と平和が訪れますように。私たちが、歴史を支配し、今も計画を成しておられる主に焦点を当てていくことができますように、どうぞ導いてください。

主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

閲覧数:23回

最新記事

すべて表示

2021年12月31日 ディボーション

詩篇第五巻 121篇 『主はあなたを守る方』 今、不安な日々を過ごしている人、深い悲しみに打ち沈んでいる人、思うようにならなくて焦っている人、どれほど頑張っても満足が得られない人、悲観的なものの見方しかできない人、過去の傷の痛みを引きずったままの人、怒りの感情をうまく処理できずに苦しんでいる人、自分は誰かの重荷でしかないと感じる人、この世から消えてしまいたいと思っている人たちへ、聖書の御言葉が伝わ

2021年12 月30日 ディボーション

詩篇第五巻 120篇 “Lord, Fill Us With Your Truth!” 詩篇120篇は、120篇から134篇までの15の詩篇のうち、「都上りの歌」と呼ばれる詩篇の最初のものです。英語の"Ascents "という言葉は、「高いところへの旅 」という意味です。 非常に短い詩編ですが、基本的には4つの部分に分けることができます。1節では、過去にヤハウェがどのように祈りに答えてくださったか

2021年12月29日 ディボーション

詩篇第五巻 119篇 「主よ 私の叫びが御前に近づきますように。あなたのみことばのとおりに 私に悟り を与えてください。」(169節) 誰でも災難に遭うのが分かっているのに、それに向かって進むのは嫌だ。しかし信 仰によって立つと言うことは私の不安は二の次にして、主が守ってくださる事を信じて 突き進むことにあるのだと思う。 『前科者』と言う新米保護師のドラマを見て、同じ社会奉仕をしていた祖父の事を

Comments


bottom of page