ネヘミヤ記9章
「私たちは今、奴隷です。」(36節)
●ペルシャの捕囚から戻ってきたユダヤの民は、遂にエルサレムの城壁を再建したのです。本当に感謝ではありましたが、今の現状と自分の置かれた立場が奴隷だという事です。
なぜユダヤ人は奴隷になったのか? 先祖の罪が神によって裁かれたからです。それによってバビロンの捕囚とされ、自由に生きることが出来ませんでした。それ以前にも、エジプトの奴隷となったことがありましたが、解放されて自由の民とされました。民たちは、その出エジプトの出来事を、学者エズラを通して律法の書を開いて学びました。
ここで大事なのは、彼らは、どんな立場にあるかという事です。それは、神が共にいて下さるという事と神はその歩みを祝福しておられるという事です。奴隷が神によって捕囚から解放され、赦されて一から生活を始める事が出来るようになったという事です。
私たちも今までは罪の中で死ぬ者でありましたが、神がその私たちを無条件で赦して下さり、日々新たな人生を迎えることが出来るようにしてくださいました。私たちは、神に愛されている民なのです。
私たちは、罪の奴隷状態から立ち上がるために、神の前に出てイエス様の十字架の恵みをしっかりと噛みしめてみたいと思います。そこに喜びがあるのです。
●お祈り
天のお父様、私のために十字架にお掛りになって私の心を自由にしてくださった事を感謝します。またその事をいつも思い出してあなたと一緒に喜びで満たしてください。あなたの心を知ることが出来て感謝します。人はあなたの心が分からないうちは、罪の奴隷となってしまいます。分かっていたとしても目に見える主の働きが見えない時に、弱くなってしまう私です。そんな私が、主の前にひざまずき礼拝が出来る幸いをありがとうございます。
イエス・キリストの名によってお祈りします。 アーメン
(校正版)
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