ネヘミヤ記5章
『神を畏れつつ歩む』
民とその妻たちから、同胞のユダヤ人に対して、強い抗議の声が飛び交う。それは、はなはだしい貧富の差から生じた問題に対する声だった。
ネヘミヤは、このことを聞いて激しく腹を立てた、と書いてある。そして、十分考えた上で、行動に出た。それは、有力者たちや代表者たち(いわゆる富裕層に属する人たち)を非難したのだ。行動は、それだけでは終わらない。さらには、大集会まで開いて、彼らを責めた、と記されている。
そして、同胞の間で問題となっていた高利貸し問題を彼らに突きつけ、その利息分を貧しさの中にある同胞たちにちゃんと返すことを誓わせたのだ。これで、この問題は丸く収まった。
しかし何故、ネヘミヤはこんなにも、この問題に激しく腹を立て、このような大胆にも見える行動をしてまで民を正したのだろうか?
それは、神を畏れていたからだった。ネヘミヤは言う。
9節「私たちの神を恐れつつ歩むべきではないか。」
彼自身も、前任の総督たちやその側近がいばり散らして、民を圧迫していたが、15節に「しかし、私は神を恐れて、そのようなことはしなかった。」と記されてある。
神を畏れて生きる。それは、人々とどう生きるか…に直結していることなのだ。
天のお父様
あなたが神です。あなたを畏れます。あなたを畏れて歩むことを通して、あなたの御旨を私に教えてください。アーメン。
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