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2021年5月1日 ディボーション

エズラ記 2章


『神の国の民として、先陣をきる勇気』

●学んだこと: 

 バビロン捕囚から50年。半世紀もの年月は、親から子へ、またその孫へと代替わりをしていた。

 拉致されたバビロニアの地で、堅実に生活を築き、家族を増やし、氏族別、所属別に集まっては、礼拝を捧げていたことだろう。旧約時代だって、若者はイマドキだ。

「親父はさ~、グーゾー中毒だったんだってさ」、「ダサっ、ほんものの神さま知んないのか~」

 そんな平穏な日々に突然、しかもよその国の王さまから、エルサレムに帰って神殿を再建しなさいというお達し。まさに寝耳に水である。2世、3世にとってはエルサレムの方がずっと異国のはずだ。

 さらにこれは命令ではなく通達で、自由意志だという。

1:3「あなたがた誰でも主の民に属する者には、その神がともにいてくださるように。」と、

自分が神さまの民に属していると思えば、それだけでエルサレムに引っ越していいですよ、と促している。国籍が神の国ならば! さらにバビロンに残るのも自由で、旅立つ者を後方支援しようと、民族の結束まで応援してくれる。

 神さまが霊を奮い立たせると、大胆かつ細やかな思いやりをゆきわたらせることができる。全ての民を愛する神さまの粋な計らいだ。

 2章は帰還した者たちの名簿を淡々と記載している。民数記の時は神さまに命じられて、氏族や部族ごとに家系を登録したけれど、ここでは民が自発的にカウントしているようすだ。

主の民のどこに属しているか分かった方が、賛美も礼拝も、神殿の再建など役割分担もスムーズに決まる。そういう合理的な面と、ユダヤの民として家系を尊重する、アブラハムの教えを守っていたということの証でもある。

 系図書きが見つからなくなった人は、当分祭司職はできないけど、別の奉仕が割り当てられる、救済措置もありそうだ。

 あれ? 1章で出てきたリーダー、シェシュバツァルが、2章ではゼルバベルと呼び名が変わっているぞと、小さな発見もある。

 氏族の名前を声に出して読んでみる。アラフ族~羊を連れてエルサレムに引っ越しかな、エラム族~小麦を担いでいるのかな、ザト族~どんな方言で話しているんだろう? 道中、喜び勇んで賛美していたんだろうな! 帰還者たちの実像に想いを馳せる。

 それにしても、なんと勇敢な先陣か!

 平穏、安泰な生活や持ち家や農地を捨て、少しの家財道具だけでの大移動。しかもミッションはただ一つ、”主の神殿の再建”。

 2世、3世たちはソロモンの神殿を見たことがないのだ。見たことのないものを再建する、言ってみれば”賭け”でもある。いやでもきっと彼らは、神さまの霊の後押しに奮い立って、信じきって、真っしぐらに先頭に立ったのだろう。資金すらも手弁当で工面して。

 名簿の記載が目立つ2章だけれど、妙に信仰の勇気を奮い立たせてくれる。

●祈り:

「慰めよ、慰めよ、わたしの民を。

ーーあなたの神は仰せられるーー

エルサレムに優しく語りかけよ。

これに呼びかけよ。

その苦役は終わり、その咎は償われている、と。

そのすべての罪に代えて、

二倍ものものを主の手から受けている、と。」 (イザヤ40:1~2)

 神さま、あなたの慰めと愛を感謝します。アーメン

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