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2021年4月22日ディボーション

ヨハネの手紙 第一 1章


「私たちの交わりとは、御父また御子イエス・キリストとの交わりです。」(3節)


 長い長い歴代誌が終わり、今日から新約聖書に入る。イエス様が生まれてからの話。特にこの著者、ヨハネはあのヨハネの福音書の使徒ヨハネ。へブライ語で『ヤハウェは恵み深い』と言う意味らしい。どうしても私はこう言う事が気になって先になかなか進まない。因みにもう一人、大事な”洗礼者ヨハネ”と言う方もいらっしゃいますが、その話はまたいつか・・・。

 使徒ヨハネは福音書で、御子イエス様が教えてくれた事、実際に見たこと、触れたことを語り、イエス様が神様の御子であること。そしてその御子によって私たちの罪が赦された事を語っている。キリスト教入門案内書のような書物だ。

 そしてこの書簡。ヨハネが体験したことをエペソの初代教会の2世、3世の世代が受け継いでいった時代の話。「私のお父さんも、おじいさんもクリスチャンだったから・・・」と言う孫世代の話。当たり前のルーティーンのように聖書を読んで、教会に行って・・・と言う人々に『ちょっと本質に振り返ってね・・・』と使徒ヨハネは警告する。当時は反キリストであるグノーシス主義と呼ばれる異端の教えも出てきた。霊を善とし、肉や物質を開くとする霊肉二元論がその教え。そうすると、人として生まれたイエス様は真っ向否定される訳だ。信徒たちは混乱していたに違いない。

 そんな背景のある時代、使徒ヨハネは

私たちが見たもの、聞いたものを、あなたがたにも伝えます。あなた方も私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父または御子イエス・キリストとの交わりです」(3節)そして

これらの事を書き送るのは、私たちの喜びが満ちあふれるためです。」(4節)

 使徒ヨハネは聖霊によって聖なる者へと変えられた。そして聖霊によって喜びが満ち溢れ伝道へと駆り出されていく。ヨハネがイエス様と一緒にいる時に心が満たされたように、ヨハネと交わることは御子イエス様と交わること。そして、イエス様が復活されて今日までの長い間に残された神様の御言葉に触れることはイエス様、父なる神様の心に触れる事。だから私は聖書の御言葉に励まされる。そして、兄弟姉妹との祈祷会、学び会を通して父なる神の愛に触れ心満たされている。その本質的な事がこの手紙にははっきり書かれている。だから兄弟姉妹と共にイエス様を中心に学ぶことは非常に大事な事だとあらためて確信させられた。神との交わりを求めるなら、信徒との交わりを疎かにしてはいけないとあらためて語られた。



祈り:


 天の父なる神様。今日もあなたの御言葉から教会生活の本質を学ぶことができました。ありがとうございます。これからも貴方との交わりを求めて、愛する兄弟姉妹と共に貴方の教えに耳を傾けていきたいです。なぜならイエス様、父なるお父様、貴方たちだけが変わらぬ愛を私たちに注ぎ、そして赦してくださったお方だから。

父なる神、御子イエス様の注いでくださる溢れんばかりの愛に感謝して、イエス様の御名前を通してお捧げいたします。アーメン。

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