歴代誌第一17章
『ダビデの神殿建設の願い、序章』
●語られたこと:
歴代誌の作家は祭司であるエズラではないかと言われている。故に、この章はエズラにとっても重要な箇所だったと思う。
ダビデが、預言者ナタンに神の為に神殿を建てたいと相談するところから始まる。そして預言者ナタンは神に語られる。その中に新約聖書時代にもつながる重要な箇所が出てくる。
「あなたの日数が満ち、あなたが先祖のもとに行くとき、私はあなたの息子の中から、あなたの後に世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立させる。(11節)」この世継ぎはダビデの子ソロモンを指している。そしてこう続く。
「彼はわたしのために一つの家を建て、わたしは彼の王座をとこしえまでも堅く立てる」(12節)ソロモンは後に神殿を建築する。しかし、神がここで語られた家とは物質的は家だけを指すのではなく、新約聖書時代につながる、主の御子であるイエスキリストを中心とした主の王国。主につながる一人一人が心の中にはっきりと持つことができる信仰の家を示しているのだと語られた。確かに、今私の心の中にも主の家はある。主の家があり、そこに集うことができることの恵みを心から感謝している。なぜならその家にはいつも平安があるから。
「我が神よ。あなたはこのしもべの耳を開き、しもべのために一つの家を建てると告げられました。それゆえ、このしもべは御前で祈る勇気を得たのです。」(25節)
ダビデのように耳を開き、主が私たちに語ろうとしてくださる事を今日も、一言も落とす事なく聞きたいと思った。それには、一人静まり、主としっかり向き合う時間が大切だと改めて気付かされた。
異邦人である私であるが、主の恵みによって主の家の一員とされた。その家の家族、兄弟姉妹と共にこれからも主の家の住人を増やしていきたい。それが主の望みだから。
●祈り:
天の父なる神様。今日も兄弟姉妹と共に祈る時間を与えてくださりありがとうございます。コロナ禍と言う現場でありますが、これもあなたの御計画。あなたの御心が分かるよう、どうぞいつも語りかけて下さい。そして、あなたにつながる枝が増やされるよう、どうぞ私を用いてください。イエス様のお名前によって御前にお捧げいたします。アーメン。
Comentarios