歴代誌第二 11章
『”失われた十部族”説を否定する聖書箇所?』
●学んだこと:
父はソロモン、おじいちゃんはダビデの御曹司レハブアム王。イスラエルの民に改革を迫られ、長老グループと若者グループに助言を求めたのが前の10章。そして若者勢力に煽られて、重い圧政を強行しようとした。
世間知らずの若気の至りか?! と、1月にⅠ列王記をデボーションしていたときにはそう感じていた。でもレハブアムの失策ではない。神さまが仕向けたからなのだ(歴10:15)。
父ソロモンが晩年、偶像礼拝の罪を犯してしまったから、神さまは「わたしがこの王国を引き裂く」と予告していた。
親の因果は子に報う、のか・・・。
ところがところが、11章で危機一髪、レハブアムは悔い改めた!! 北イスラエルに進軍するのを踏みとどまり、エルサレムに引き返せと、主のことばが告げられ、聞き従うことができたのだ。
前のめりに突撃しようとしていたのに、主の御前にへりくだり、とどまることができたレハブアム、あっぱれ、あざやかなV字回復!
11:5からがまた良い。エルサレムの町々を周到に防備し、ユダ王国の再建に取り組んだ。目の前のことに地道に取り組む姿は国全土に伝わり、重職を担う祭司やレビ人がレハブアムの味方に付くようになっていった。
11:16も感動のシーンだ。北イスラエルを含めた全部族の中から、熱心で忠実な信徒たちが、エルサレムに集まってきてくれたのだ。
南ユダ王国が北イスラエルよりも長く存続できたのは、レハブアムのおかげだったのではないだろうか!? ”失われた十部族”説を否定する聖書箇所ではないだろうか!?
Ⅰ列王記にはここまで詳しく書かれていなかったから、レハブアムの用いられ方をきちんと知ることができなかったけれど、この11章のおかげで神さまの深い御計画をまた少し理解できた。
そして11章は、父ソロモンが異教の女を娶ったのとは対照的に、息子レハブアムはダビデの家系の娘たちを妻として、結束したと〆くくっている。めでたし。
●祈り:
神さま、聖書は、あなたの御言葉は、さまざまな角度から語りかけてくださいます。私は聖霊さまの助けを借りてデボーションし、御心を語ることができているでしょうか? 正直に語ろうとしているけれど、浅はかだったり、欠けだらけだったりしています。
どうかあわれんでください。必要な知恵を与えてください。
イエスさまのお名前で慎んで祈ります。アーメン
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