歴代誌 第二 1章
●語られたこと:
ダビデの子ソロモンは王権を確立した。
そして、神は、かれとともにおられ彼を並外れて偉大なものとされた。この章の前章でソロモンが二つのことをやりとげたことに心が動かされた。その一つは、父のダビが、モーセが荒野で造った神の会見の天幕をそのままにしていたのをそこに全イスラエルの民と共に行き、そこで礼拝を捧げたことである。ソロモンのその行為に神はたいそうお喜びになられた思う。
もう一つは、神がソロモンに現れて仰せられた時のこと。神は、[あなたに何をあたえようか。願え。] ソロモンは、以外にも、知恵と知識を願った。それがなければあなたの民をさばくことができないと言った。ここは、自分が若くて自分の力がないことを素直に認めて神に願ったことだと思う。ここでも、主である神は、たいそうお喜びになられてソロモンにその知恵と知識をお与えになられた。そればかりか、前の王や後の王にもないほどの富と財宝と誉れを与えられた。これで、めでたしめでたしと思いきや、ソロモンもおおきな罪を犯してしまう。ソロモンの心の緩みがでてきたのだと思う。
ソロモンは、15節と16節に述べられていることは、申命記 17章の16、17節にある神が語られたことに背くようなことをしてしまった。つまり、自分の為に馬を増やしてはならないこと、又、金銀を過剰に持ってはいけないことが述べられているのに、ソロモンは見事それを覆してしまったのである。つまり、馬を多くもつことは、それにたより主を忘れることになるということである。又、金銀を過剰に持つということは傲慢になるということである。
私達も順風満帆のときは、心の目を見失うときが常にある。そういうことにならない為にも、主から与えられた知恵と知識を神のみことばに従って使っていけるようになりたいと思わされた。
●祈り:
愛する天の父なる神様、今日のみことばを語ってくださってありがとう
ございます。私こそ、全てがうまくいっている時はあなたのみことばを
失う時が常にあります。そういう時にはどうぞ私に示してください。
お語りになってください。どんな時にもあなたのみことばに従って
歩むことができますように助けて下さい。
感謝して、主イエスキリストの御名によってお祈りします。 アーメン
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