top of page
hccnichigo

2021年12月31日 ディボーション

詩篇第五巻 121篇


『主はあなたを守る方』


 今、不安な日々を過ごしている人、深い悲しみに打ち沈んでいる人、思うようにならなくて焦っている人、どれほど頑張っても満足が得られない人、悲観的なものの見方しかできない人、過去の傷の痛みを引きずったままの人、怒りの感情をうまく処理できずに苦しんでいる人、自分は誰かの重荷でしかないと感じる人、この世から消えてしまいたいと思っている人たちへ、聖書の御言葉が伝わりますように。


主は すべてのわざわいからあなたを守り あなたのたましいを守られる。主はあなたを 行くにも帰るにも 今よりとこしえまでも守られる。」(7〜8)


 主は、一人一人の人生の旅路を、守ってくださる。

 疲れ果てて座り込んでしまう時も、迷路をさまよって出口が見えない時も、悔しくてたまらない時も、プレッシャーに押しつぶされそうな時も、孤独で淋しい時も、眠れない夜も、主は、あなたから離れず、見捨てることなく、守ってくださる。


見よ。わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」(創世記28:15)


 自分を責めたり、自分を傷つけたり、自分を裁きたくなる衝動に駆られたとき、目を閉じて、深呼吸してみてほしい。自分の感情に焦点を合わせることを一旦やめて、神様に心を向けてほしい。

 そして、祈ってみてほしい。

 祈っているうちに、神様の気配をすぐそばに感じとる。自分は確かに守られていることに気づかされ、落ち着きを取り戻し、感謝の気持ちが生まれてくるから。

 本当に不思議なのだけれど、祈ることで、たましいの平安が与えられる。


”主よ、変えることができないものを受け入れる力を与えてください。変えることができるものを変える勇気を与えてください。そして、変えることができるものと変えることができないものを見分ける知恵を、私に与えてください”

『ニーバーの祈り』より。


 私はうつ病を患い、長い間、睡眠導入剤と精神安定剤を手放せなかった。幼少期からずっと良い子を演じ続けてきたせいか、精神科医の前でも心を開けず、本音を吐くことができなかった。毎日が息苦しく、すべてを放り出して楽になりたかった。

 そんな自分が、主に導かれて教会の礼拝に行くようになり、先生のメッセージを聞き、毎日欠かさず聖書を読み、神様と対話する時間をたっぷりとった。心に充満していたモヤモヤを、毒を、神様に向かって全部吐き出した。そして真剣に祈った。

 そしたら、うつ病が治った。

 薬がなくても眠れるようになり、過食が止まり、太陽の光が苦痛ではなくなった。他者に対する恐れや、漠然とした不安が消えた。お腹の底から笑えるようになった。


 私たちを守るために、神様はいてくださる。人のたましいは、その造り主である神様の手によって癒されるのだということを、私は身を以て体験した。


何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ3:6〜7)


 今、絶望の中にいる人、どうか一人で苦しまないでください。主に祈ってみてください。聖書を開いてみてください。教会の礼拝に行ってみてください。

 どんな事があっても、主は、私たちの心を守ってくださいます。大丈夫!


祈り:

 愛する天のお父様、あなたに守られた2021年を感謝します。新しい出会い、学び、大切な気づきを与えられたことを感謝します。2022年も、みんなの心が平安に保たれますように。主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン




閲覧数:38回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2022年2月5日 ディボーション

マルコの福音書 7章 『外から入って、人を汚すことのできるものは何もありません。』 6章から8章にかけて、イエスさまの有名なパンの御わざが2回出てくる。1回目は男だけで5000人もの人にパンと魚を分け与え、2回目は4000人の人をパンと小魚で満腹にしたという物語だ。聖餐式の...

2022年1月29日 ディボーション

詩篇第五巻 150篇 『十字架は賛美の力の源泉』 とうとうグランド・フィナーレである。角笛と琴と竪琴と、タンバリンとシンバルのあらゆる楽器のフルオーケストラで、ハレル・ヤハ=神をほめたたえよ、と高らかな賛美をいざなう。 大げさな表現は微塵もないのに、ことばの一字一句が気高く...

2022年1月28日 ディボーション

詩篇第五巻 149篇 私の夫の両親は、娘と息子たちが幼い頃に描いたパパとママの似顔絵や、想い出の写真の数々を額装し、部屋中に飾っていた。 夫が6歳の時に初めて作った小さな折り鶴は、リビングルームのガラス戸棚の中にちゃんと居場所を与えられ、誇らしげに微笑み、喜んでいるように見...

Comments


bottom of page