top of page

2021年1月7日 ディボーション

hccnichigo

旧約聖書 列王記第一 16章

『太く短く or 細く長く』

●語られたこと

「10部族をあなたに与える」(列王記第一11:31)と言われたヤロブアムであったが、

1、金の仔牛を2頭作って、ベテルとダンに置いて宮とした。

2、レビの子孫でない、一般の民の中から祭司を任命した。

3、第8の月の15日に祭りを行った。

と言うようなヤロブアムの勝手な行いは主の目に罪となった。(列王記第一12:26) その為に、彼に続く歴代の王も残念な事に同じ過ちをそのまま引き継いでしまう。

人は時に、沢山ある方が良いと考えがち。ヤロブアムも預言者から語られたように、12部 族のうち10部族の王となり勢力を増していくのか…と思われた。しかし人の欲によって 動かされ、度重なる政権交代、内戦へと陥る。

そんな北イスラエル王国の歴史の書であるこの章の中に南ユダ王国の名前が4回も出てくる。

「ユダの王アサの第26年に…」27年、同じく27年、38年とどんどん政権が変わる 北イスラエルと対比するかのように、小国になった南ユダの政権が平安に守られていることが 記されている。それは南ユダ王、アサが父祖ダビデのように、主の目に叶うことを行ったゆえ だ。(列王記第一15:11)

 沢山の恵は全て神様から使わされたもの、元々は神様の物。神様の御心によるもの。人は何 も持たずこの世に生まれ落ちたことを忘れ、まるで自分が全てを動かすかの如く、神の御心に 耳を傾けない時、ヤロブアムの子孫のような顛末に陥る。

 小さな国となった南ユダ王国。しかし、アサ王のように先人の言い伝え、主の御心に耳を傾 け歩む人々が、主イエス様へとつながる部族となる事はとても励まさる。 今、大きな国アメリカに住む少数派日本人の私達。アサ王のように規模は小さくても主の目 に正しい事は何かを追い求め歩んで行きたい。

●祈り

 天の父なる神様。今日も貴方の御言葉を聴く時間をくださってありがとうございます。現在 アメリカでは政権交代と言う大きな歴史の間におります。その中でも周囲に揺り動かされる事 なく、貴方の目に叶うことが私の立法である事をいつも思い出させて下さい。心の弱い私で す。どうぞいつもそばにいてください。イエス様のお名前を通して御前にお捧げいたします。 アーメン。

閲覧数:16回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2024年8月21日 列王記第一22章

「ミカヤは答えた。『主は生きておられる。主が私に告げられることを、そのまま述べよう。』」(14)    アハブ王とヨシャファテ王に召喚された預言者ミカヤは、400人の偽預言者とは違い、王たちに主のことばを告げました。アハブは、ミカヤがいつも悪い事ばかり預言するので彼を嫌って...

2024年8月20日 列王記第一21章

『悪妻イザベル』    イスラエル王アハブにとって富が彼の偶像だったようだ、お金によって宮殿の側のナボテから彼のぶどう畑を買い取ろうとしたが、ナボテはイスラエルの中で数少ない、神を敬い、ババアルに膝をかがめない残された者(レムナント:参照19章18節)の一人であったので、王...

2024年8月19日 列王記第一20章

『聖絶』  イスラエルの歴史は常に敵との戦いに明け暮れている。聖なる民として選ばれた事は、同時にこの世においては、常にその信仰を試される事になるのだろうか。今のイスラエルも、周りには敵対するアラブ連合諸国、しかも石油によって豊かな国に囲まれている、それゆえに生き残るための努...

Comments


bottom of page