列王記一 11章
『不誠実なディボーション』
学び:
この11章でソロモンは急転直下、一気に堕落してダメ国王として神さまから見放されてしまう。理由は明快だ。
●神さまに禁じられていた異国の女に手を出し、政略結婚をくり返して国を拡大した。いやただのエロ爺だったのかもしれない。
●ハーレムには異国の偶像崇拝が持ち込まれ、ソロモンはそれにも染まってしまった。ボケたかソロモン。
“知恵者ソロモン”と讃えられた知恵は、あくまで神さまから与えられた賜物。賜物は自分の才能や努力で獲得できるものではないから、神さまを仰ぎ、神さまに従う交わり“ディボーション”を日々アップデイトしなければ、消滅してしまう。
私だってちょっと褒められれば図に乗るし、無駄遣いするし、BLにはまりやすい腐女子だし、叩けば埃の出まくる身だ。日々、どれだけ神さまに背いていることか。
神さまは怒られて、ソロモン王国を取り上げると言った。ただしダビデに免じて、ソロモンが生きている間は王位を継続すると猶予をしてくださった。ダビデに免じて……私たちが不誠実であっても、神さまはどこまでも誠実な方だ。主の契約は必ず実行される。
ソロモンは11章の最後で死んだことが記されている。ところでソロモンは、自分の罪を認め、悔い改めをするチャンスはあったのだろうか? 天国には行けなかったのだろうか? ちょっとギモン。
その後、神さまはソロモンに言われた通り、王国を脅かす分断のシナリオを起こす。
「ただし、王国のすべてを引き裂くのではなく、わたしのしもべダビデと、わたしが選んだエルサレムのために、一つの部族だけをあなたの子に与える。」(13節)と、深くて緻密なストーリーの片鱗を伺うことができる。
神さまの計画は、私には想像もできないくらい壮大な奥義だ。でも決して悪いようにはなさらないだろうから、14~31節の、今後の物語の布石となるキャスティングの場面は、読み流してしまった。
不誠実な言い訳でごめんなさい。
祈り:
神さま、明日からディボーションの順番が変わります。礼拝の説教がディボーションの聖書箇所とリンクするからです。前も後ろも牧師先生に挟まれて、私だけが軽々しく浮き上がってしまって情けないです。どうか適任の方と交代させてください。
箴言に「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。」とあります。私のみ言葉との交わりが、脱線して不誠実にならないよう、神さまあわれんで力を貸してください。へりくだることができるよう、重石の力を与えてください。
イエスさまのお名前で祈ります。アーメン
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