旧約聖書:士師記9章
「神の働きを伝える」
9章は前のギデオンの続きです。8章ではギデオン(別名:エルバアル)は神の
助けによってイスラエルの中で素晴らしい働きをしました。
それだけではなくて、ギデオンは、はっきりと自分を助けて下さったのは神であると宣言しました。
しかし、イスラエルの民は、それを助けたのが神だと分からなかったというのです。
ギデオンは自分が礼拝される対象ではなく、天地の神を礼拝するようにするようにと、何故か目に見えるエポデという偶像を作りました。それを貰った民はエポデと淫行を始め、天地を造られた神から離れていったのです。
その結果、ギデオン(別名:エルバアル)の子ども、アビメレクの策略で、息子たちがほとんど殺され、シェケムを中心とした反乱がおきイスラエルは内乱へと続くのです。 そして、アビメレクが死んだのでイスラエルの内乱は収まったのです。
何と悲しむべきことでしょうか?
●教えられたこと
神の助けによって素晴らしい働きをしたギデオンでしたが、イスラエルの人たちはギデオンの家族に真実な恩を返さなかったというのが、前章の最後の個所に書かれています。それで、ギデオンの中の一人が傷ついたのでしょうか? その中で、アビメレクは策略によって指導者として立ち上がり、それから彼は邪魔になる兄弟たちを力ずくで殺して指導者の座を獲得しました。
ここにはギデオンが行った事とは全然違う、神を無視した生き方が始まったのです。
私も、この旧約聖書の出来事からイエス様の愛をこの世の中に伝え、広げていく必要があるという事を強く感じたのです。
知らないから起こった事件、伝えて無かったから起こった事件が少しでも少なくなる様に著者は取り上げているようです。
もしイエス様の愛が人々に伝わらなくなったら、このアビメレクの惨事というか、悪魔が働く隙間が今でも起こるのです。
『イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。」』 マルコ16章15-16節
●お祈り
天のお父様、今は新型コロナによって隠れていたものがドンドンと出て来るようになりました。良いものよりも悪いものが目立つような世の中です。
あなたから離れていては、アビメレクと一緒です。自分の力でこの世の中を生きていかなければなりません。その結果は悲しいです。
どうか主よ、あなたの十字架の愛をもっと知り、その愛をこの世に伝える者としてください。
また、一人でも多くの人がその思いを共用し、この新型コロナの中で輝かせてください。一人びとりをお用いください。
またイエス様の十字架の愛が全地に広がりますようお祈りします。
アーメン
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