士師記 8章 「私たちが語り告げるべき事。」
4番目の士師として召されたギデオンは主のご命令により3万人以上いた共に戦う民の中から三百人の民を厳選し、主の導きに従いミデアン人との戦いに勝利した。しかしギデオンの死後はイスラエルの民が再び主から離れてしまった。
この事は何を語っているのだろうか?
日曜日の礼拝の中でも関先生が語られていたように、主は私たちの中にすでに住んでおられるが、人類の始祖であるアダムとイブに代表されるように、私たちの心は元々弱さを持っている。
ギデオンが生きていた頃は今のような記録するための紙、ペン、ましてやパソコンなんてありません。ですから家族、友達の間で主の教えを共有する事で大切な事を語り継げていたのだと思います。しかし人の弱さゆえに語り合う時を持てなくなり、どんどん主から離れて行ったのではないでしょうか?
私もコロナウイルスによる自宅待機命令が出るまでは自宅でゆっくり聖書と向き合う時間は全くなかった。夜寝る前に少し読むだけ。兄弟姉妹と分かち合う時間も無い。それでは当時の民と同じだと思いました。
しかし今は便利なコミュニケーションツールを通して主と、そして共に祈る兄弟姉妹と繋がれることは主の恵の一つだと思います。大変な時でも見捨てない神様です。
礼拝、祈祷会、家庭集会と共に祈る同志がある事はとても心強い事です。そして、その中で共通して私たちが語り継げなければならない事は、人が主を信じていようがいまいが、すでに神が私達と共にいてくださる事。神に対して従順に生きる事だと思いました。
ギデオンのように、彼の判断で一夫多妻制になってしまったり、自分の勝利を記念するためのエポデを分捕りもので作ったりしてはいけないのです。この話を主が今日まで残してくださったのは、同じ過ちを繰り返さないための警告でしょう。
☆祈り
天の父なる神様。今日も聖書と礼拝を通してあなたが私たちに語りかけてくださった事を感謝いたします。心の中にあなたはいつも住んでおられます。しかし私は弱い。つい他の事に気をとられて、あなたが生活の中心でなくなる事があります。しかし、こうやってあなたに立ち返る時間を作ってくださりありがとうございます。これからもあなたの教えに従順で、それを家族や友人に語り告げていきたいと思います。アーメン。
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