2020年9月 1日 新約聖書:1テサロニケ3章
「苦難の中を生きる教会」
使徒パウロが開拓した異邦人のテサロニケ教会は、良い教会でしたが、やが て苦難の時がやって来ることをパウロは伝えた後、別の宣教地に使わされまし た。
テサロニケ教会の苦難というのはユダヤ人が来てキリストの教えとは違う教えを持って来るというのです(イエス様よりも律法が大事)。
後にテサロニケ教会が苦労している事を聞いたパウロは自分が助けに行かれ ないので、同労者テモテをテサロニケ教会に行って様子を見てくるように頼み ました。
やがてテモテがテサロニケ教会から戻ってきてパウロに報告をしました。その報告を聞いたパウロがテサロニケ教会へ送った手紙です。
●教えられたこと
使徒パウロは手紙の中で、反キリストのユダヤ人が来て、テサロニケ教会を間違った方向へ歩ませたのではないかと、本当に心配した気持ちを一生懸命に伝えています。
私たちも信仰を持ってから色々な苦難や誘惑を受けるというのです。ある人は苦難とは罪や信仰が足りないからなのだと思う人もいますが、決してそれだけではないのです。クリスチャンは誰でも受けるべきものです。
そこでパウロの手紙は、クリスチャン同士の喜びは、苦難や誘惑の中でもしっかりとイエス様と一緒に歩んでいる姿だと、7~9節に何度も書いています。
確かにこの手紙はテサロニケ教会に送ったものですが、本当は時間や場所を超え、世界各地にあるキリストの教会に送った手紙でもあったのです。
これからも続く信仰生活の中、パウロやイエス様は私と私たちのために祈っ ていてくれるのです。
また将来、イエス様によって私たちが共に会えるように祈っているという励ましの手紙です。
私たちの本当の喜びはその事をイエス様と共にシェアできる事、証しが出来ることです。私もこの手紙を読んでいて信仰の友のために祈りたい気持ちが出てくるのでした。感謝です。
●お祈り
天のお父様、今日も聖霊様を通し聖書の御言葉に出会えて感謝します。
ある時はパウロの気持ち、ある時はテモテの気持ち、テサロニケ教会の気持ちとその時その時で、変わる私たちです。そんな中で聖書は私たちに何を語っているのか味わうことが出来る幸いを感謝します。
現在は新型コロナの時代で私は、私たちは色々な悩みを持っているのでが、主によって一つです。またその悩みを克服し、共に喜びが満ち溢れるためです。
主よ感謝します。また悩みから中々抜け出せない人にも同じ主の恵みがありますようにお祈りをします。 アーメン
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