テサロニケ人への手紙 第一、二章 「養う母と勧めをする父」
☆語られた事、考えた事
本日、昨日とそれぞれ別の友人から似たような相談を受けた。「自分勝手な人」の話である。
現在ホノルルは3月からコロナウイルス蔓延を防ぐために行動制限が州全体で行われている。それにもかかわらず、自粛とは無縁の生活を行う妻を諌めたら泣かれたとの事。だからもう止められない。と言うカップルの話だった。
30才後半のカップル。日本の教育事情をご存知の方なら、この方達がどんな世代かお分かりのことでしょう。私も実際に10年前に酷い目に遭いました。当時はただ恨んでいましたが、今となっては可哀想な世代だなと思います。なぜなら中央教育審議会は『ゆとり』と称して大切な事も省いてしまったからです(もちろん、この世代にも良い人は沢山います)。
この二人、自分が何をやっているのか分からないのです。ルカによる福音書23章33~34節の文章をそのままを友人に伝えました。
「父よ、彼らをお赦し下さい。彼らは自分が何をしているのかが分からないのです。」
私と友人は彼らの目が主によって開かれるように祈ることにしました。
パウロはどうだったか。彼はテサロニケの人々と、とても良い関係を気づいたように思う。7、8節「私たちは、自分の子ども達を養い育てる母親のように、あなたがたをいとおしく思い、神の福音だけではなく、自分自身のいのちまで、喜んであなた方に与えたいと思っています。」
また11、12節「私たちは自分の子どもに向かう父親のように、あなた方一人ひとりに、ご自分の御国と栄光にあずかるようにと召してくださる神にふさわしく歩むように、勧め、励まし、厳かに命じました。」と述べています。
この章を通して、パウロは主の教えを知らない信仰の幼子(20才過ぎの大人でも、子どもであっても)には、父や母が子を育てるような姿勢が必要な事を語られました。
子どもはすぐに注意した事を忘れます。実際に「そんな事言われて無いよ」、「聞いてないよ」、「初めて聞いた」、なんて子供は言い訳をします。実際に覚えていないのかもしない。だから何度も繰り返して語る必要があります。他人は自分の子どものようにはいきません。
だから、まずはとりなしの祈りをし、お互いの信頼関係が出来上がった時は、パウロのように大胆に主の教えを述べ伝えたいと思いました。
☆祈り
天の父なる神様。どうぞ、パウロのように、どんな苦難が共にあったとしても諦めず、貴方を述べ伝えることができますよう私の心を強め用いて下さい。今、コロナウイルスの蔓延を止める為に、一致団結が必要な時期です。何をすべきか分からない幼子たちの目を貴方が開いて、この世界単位で取り組まなければいけない問題が解決されますよう祈ります。アーメン。
☆参考文献:ブリタニカ国際大百科事典、日本大百科全書(ニッポニカ) _
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