●担当:関先生
●聖書箇所
申命記10章1節~5節
石の板を収めた木の箱の意味
●語られたこと
モーセは、シナイ山で神のことばが記されたた二枚の石の板を授かった。しかし、山の麓で金の子牛を造って拝んでいる民を見て、怒りのあまりその板を叩き割ってしまった。そこで神は、もう一度、新しく二枚の石の板に、神にことばを書き記してくださった。
この二回目の時には、「木の箱を一つ作れ」(1節)と命じて、石の板を収める木の箱を造らせたのだ。これが契約の箱と呼ばれるようになる。
大事なのは、神のことばが記された石の板であるが、それを収める箱の意味は、何だろうか? と考えた。
現代で言うなら、その箱は、大切な契約書を保管する金庫のようなものだろう。それは、神の方が、二度と怒りにまかせて石の板を割らせないという強い思い。それは、神の人への契約の確かさを思わせる。神との契約を一時の感情で捨ててしまうような人間のために、神自らが取った防衛策だ。どんなことがあっても、契約を守る、破らせないという神の真実を見る。
●応答
ひと時の感情で、神から頂いた大切な恵みを捨ててしまうことがないように。神からの恵みを木の箱にいれて、大切に保管していきます。
自分にとって、神の恵みを保管する「木の箱」とは何だろう?
祈り
愛する天の父よ、あなたの契約の確かさ、真実を感謝します。私は、何度あなたの恵みを一時の感情で捨ててしまったことでしょうか。それでも、何度も何度も、諦めずに恵みを与えてくださったことを感謝します。どうか、私にも木の箱を与えてくださって、あなたの恵みを捨てることがないように守ってください。
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