サムエル記第二 17章
「主は、アヒトフェルの助言を阻止するためにフシャイをお使いになられる。」
●語られたこと
ダビデは苦難の中にいても神の介入によって多くの家来達、友人、知人達から助けられる。これは、まさにダビデの神を信頼し従っていく彼の心のあらわれが神に、又、多くの人々に助けられる動機につながって行ったものだと思わされる。
主は、優秀なアヒトフェルの助言を、アブサロムや長老達の判断力を完全に閉ざされて、フシャイの助言が優先されるようにされた。これは、主がアブサロムにわざわいをもたらすためだった。
15章31節で、ダビデの優秀な家来の一人だったアヒトフェルは、ダビデを裏切ってダビデの息子アブサロムに就いた。ダビデのその時の心境は悔しかったと思う。ダビデは、その時に神に叫んでいる。
「主よ、どうかアヒトフェルの助言を愚かなものにしてください。」
というダビデの祈りを主は聞かれておられた。この祈りは、この章で完全に成就された。アヒトフェルは自分の助言が実行されなかったために首をくくって死んだ。神から油注がれたものを裏切るということは、神への裏切りでもある。ユダにしてもこのアヒトフェルにしても罪の買い取りが砕かれた悔いた心でなくて自死に至ったわけである。
でも、シモンは違った。三度もイエス様を否むが、主に悔い改めて立ち上がることができた。これが私達クリスチャンの原点になる神への悔い改めにつながることだと思う。
●祈り
愛する天のお父様、今日、あなたから私に与えられたみことばを感謝します。改めて、主の前に悔い改めをすることがどれだけ大事であるかを知りました。私は、あなたなしではなんにもできない弱い者です。私には、常にあなたが必要です。罪をおかしても、ダビデのように大胆に悔い改めてあなたを仰ぎみることができますように助けてください。
感謝して、主イエスキリストのみなによってお祈りします。 アーメン
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