新約聖書 ヘブル人への手紙4章
「骨髄にまで及ぶ、神の御言葉」
「神の言葉は生きていて、力があり、両刃剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに差し貫き、心の思いやはかり事を見分けることができます。」12節
●学んだ事。気付かされた事。
「骨髄」と言われて、『? どこだっけ、、、」と思う方もいるでしょう。医学書でも無いのに専門用語が出てくるなんて、この作者医療従事者?と思わされる。12節に具体的な例えがあるのでとても理解しやすい。
大辞林によると、
2 心の奥。心底。「無念骨髄に徹(とお)る」
3 最も重要な点。主眼。骨子。
と出てくる。ゆえに骨髄はとっても大事な場所。
私たちの霊は大事なだけに、関節の中にある骨髄と同じように、たましい(魂)で守られている。しかし時と場合によっては関節、たましいを神様が砕き、心の奥底にある思いを外に出させる。
神様は全てお見通しの方。心の奥底に隠していた心も全てお見通し。それを表現しない私を好きではなかったらしい。当時のヘブル人と一緒だったなんて今頃気がついた。そんな訳で、神様は私にさまざまな仕掛けを用意して本音をぶちまけるように仕向けたようだ。今、考えると神様が私の本音を聞き出す為の手段だったのだろう。
律法学者のようにいつのまにかなっていた私。自分がそうなっていたなんて気が付かなかった。私の魂は嘘つきだ。でも神様の御使い、精霊様が働きかける霊は神様の言葉によって新しく生まれ変わり、主によって歩むべき道へと軌道修正されてゆく。
「ヘブル」とは「超える」と言う意味がある。最初のヘブル人アブラハム(創世記14:13)が偶像崇拝していたカルデアから大いなる川、ユフラテを超えてカナンの地を踏んだ。私も自分の中にある大きな川を越えて約束の地へと歩まなければならないと示された。
●祈り。
天の父なる神様。今日も私の本音を引き出してくれてありがとうございます。しかし本音ばかりでは今の社会、生きていけません。ですから貴方に聞き従います。ダビデのように折に触れて貴方に祈り、歩むべき道を聴きにいきます。どうぞ貴方の御心をこれからも教えてください。主、イエスキリストのお名前を通して御前にお捧げいたします。アーメン。
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