サムエル記第二 14章
『ダビデもやっぱり親バカだった』
14節「神は命を取り去れられるのではなく、追放された者が神から投げ出されないように道を考えてくださいます」
●語られたこと
出来の悪い子ほどかわいい、と良く言うがダビデもやはり同じだったようだ。異母弟を殺したアブサロムは父の怒りを恐れて逃亡生活に入る。(13章38節)しかしダビデは王である前にアブサロムの父として、彼に会いたいと思っていた。長年手塩にかけて育てたのだから、簡単に諦められるわけはない。
そんな姿を側近の一人、ヨアブは見てた。そこでテコアの賢い女を連れてきて(14:2)、ダビデがアブサロムと和解交渉ができるように計らう。
しかし、ここまでの話で彼らは神にお伺いを立てる・・・と言う行動に出ない。すっかり忘れている。困難になる時ほど神に聞き従わなければならなかったのでは? 特に今回は人の死が関わっている大事件。神様に仲介に入って頂く以外に解決の方法は無いと思うのだが・・・。彼らは主に聴く事を忘れてしまった。その結果、この計画はますます悪い方向へとの道筋になってしまう。(14:30)
子育ては非常に難しいと日々感じる。親が、子ども達に、同じこと、同じもの、同じ言葉を与えたと思っても、それぞれ受け止め方が違う。ダビデと3人の子もそうだったのだと思う。
それは持って生まれた資質や、それまでの育った環境が影響する。しかし一番大事なのは、主に心触れられているか? と言うことではないだろうか。唯一、人の心の中に介入して導いてくださる神様(14節)。
私たち親は子の為に祈るしかない。ある程度の道筋は教えることができる。しかし本当に彼らが自らの足で立つ時、そこに神様で満たされた霊を持って歩めるかは神さまの恵の業にあづかるしかない。ダビデのような過ちを犯さぬよう、神様からおあづかりした命の為に毎日、365日、24時間、祈っていきたい。
●祈り
天の父なる神様。私はまだ発展途上の人間です。そんな私にあなたは子を与えてくださいました。(神様、チャレンジャーだよ・・・)心から感謝しています。しかし、あなたのお導きと恵なしでは彼女たちの心は育まれません。どうぞ、これからも日々、彼女たちの心にあなたが触れてください。導いてください。そして彼女たちを支える親である私をも導いてください。
主イエスキリストの御名を通して御前にお捧げいたします。アーメン。
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