歴代誌第二4章は神殿の中に置かれたそれぞれの備品について述べられています。
第一に青銅の祭壇です。青銅の祭壇は、モーセの幕屋の時よりも長さと幅は四倍、高さは約三倍といわれていたそうです。より多くのいけにえがささげられていたからともいわれています。
第二の備品は、鋳物の「海」を造りました。これは大きな青銅の器です。解釈者によると、この器は直径が五メートル、高さがニ・五メートルで、七万リットルも水が入り神殿の東南の位置に置かれ、祭司たちはこの中に入って身を洗ったといわれています。
第三の備品は、洗うための洗盤を十個造りました。神殿の南北に五個ずつ置かれ、その中で全焼のいけにえがすすぎ清められた。
第四の備品は、金の燭台十個を規定に従って作り、本殿の中に、五個を右側、五個を左側に置いた。金の燭台はモーセが造ったのと同じ規格のものだったそうです。
第五の備品は、金の鉢百個です。これはいけにえの血を入れるもので、その血が祭壇に注がれたと推測されているそうです。
さらに、フラムは灰壺と十能と鉢を作った。その他に、金製の備品、香をたく祭壇、備えのパンを載せる机、燭台とともしび皿、心切りはさみ、心取りはさみ、鉢、平皿、火皿、さらに聖所と至聖所に入るとびらなどです。
実に事細かに工事が完了しています。ダビデがソロモンに対して事細かに手配してきた以上にソロモンは工事をやり通してきたって感じが見受けられました。それだけの事を成し遂げることができたのは、歴代誌第二1章で神がソロモンに現れて、「あなたに何を与えようか。願え」ということにたいして、ソロモンが願った知恵と知識が神によって成就したおかげだったのではないでしょうか。もし、神様が、私に「あなたに何をあたえようか。願え」と問われたら、何を答えることができるだろうかと思わされるところです。
愛する天の父なる神さま。忠実に歩むソロモンの信仰の深さに心がうたれました。あなたが、私たちに、「あなたに何を与えようか。願え」と問われた時に、果たして、あなたに喜ばれるような返答ができるかと考えさせられるところであります。それでもあなたは私たちに、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしは、あなたを愛している。」と言ってくださっていることに感謝します。あなたに喜ばれるような応答ができますように導いて下さい。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。
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