ピリピ人への手紙 3章 13ー21節
貴方の国籍は今どこへ?
語られたこと。
「もちろん、日本国籍ですよ。」「アメリカですよ」とハワイでは色々な答えが返ってきそうな質問です。長年聖書を読んでいる方には馴染みの深い場所ですが、クリスチャンの私たちの国籍は、そうです天にあります。(20節)
パウロはこの時代にあったエピクロス派と言う哲学の考え方とキリスト教の考え方の対比をこの章の中で具体的に説明しています。エピクロス派は食べたり、飲んだりする事の快楽を提唱していました。でも食べたり飲んだり毎日するけど消化したら直ぐにまた食べたくなります。人間の肉は食べることを追い求めるきりのない欲望の塊です。若かりし頃、私も無性にケーキが食べたくなって10個ぐらい一度に食べてしまった事があります。でも直ぐにお腹は空きました。その時は肉に重きを置いているといつまでも満たされないと理解していませんでした。残ったのは体内脂肪だけでした。(笑)
国籍を天に置くとうことは、天に住うに値する人になる、霊をその場に値するように磨く必要があると思います。そのためにパウロも「後ろのものを忘れ、前のものに身を伸ばし」(13節)「目標を目指して走っているのです」(14節)とピリピの人へ語っています。人に教えを説くパウロでさえもまだ目標に達していないと話します。それなら私は登山で言ったらまだ入山口の付近をうろうろしているだけかもしれない。
イエスを追い求めて追い求めすぎる事は無い。クモの糸のカンダダのように後ろを振り向いて暗闇に落ちないように、一歩ずつでも全身するために毎日御言葉に耳を傾け、天の国籍パスポートを来るべき日にもらえるように歩んで行きたい。
祈り
天の神様。今日もこのように静かな朝に貴方の御言葉に触れる時間を与えてくださりありがとうございます。私たちの国籍は天にあります。しかし、その国籍に見合う人格にどうぞ私を作り替えて下さい。アーメン。
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