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4月21日

2024年4月21日 ルツ記4章

『買い戻し』

 ルツ記も終わりの章となった。実に心が洗われるようなハッピーエンドと言っても過言ではない光景である。

 ルツ記一章21節でナオミが悲しみに打ちひしがれて女たちに言った言葉が、「私は出て行くときは満ち足りていましたが、主は私を素手で帰されました。」(抜粋)ここで大逆転のことばに代わるのである。14節~15節で、「女たちはナオミに言った。『主がほめたたえられますように。主は、今日あなたに、買い戻しの権利のある者が途絶えないようにされました。その子の名がイスラエルで打ち立てられますように。その子はあなたを元気づけ、老後のあなたを養うでしょう。あなたを愛するあなたの嫁、七人の息子にもまさる嫁が、その子を産んだのです。』とほめたたえたのである。

 以前のナオミは、女たちに、ナオミと呼ばないで、マラと呼んでくださいとまで言ったのである。ちなみにナオミとは快いという意味で、また、マラとは苦いという意味である。もうそのような気持ちにならなくとも、ナオミはルツの子によって完全に癒されたのである。どれほど辛い道のりだったかと思います。それでも、ナオミは偶像礼拝などに心が奪われることなく、ただひたすらにルツのことを思い前向きにいられたのは主が背後で働いておられたからだと思います。ナオミとルツは、神の恵みによってボアズに出会わせてくださり、喜びに満ち足りた日を迎えることができたのである。ナオミとルツを通して次の御言葉がしめされた。

「最後まで耐え忍ぶ人は救われます。」マルコの福音書 13:13(抜粋)

 私たちクリスチャンは、イエスさまの無償の愛(十字架)によって買い戻されました。このような愛がどこにあるでしょうか。これは事実歴史上の出来事であります。このことを信じる者は皆救われます。アーメン

 愛する天の父なる神さま。モアブによって買い戻されたナオミとルツの人生は苦しみのなかから喜びに変えられました。私たちクリスチャンもイエス・キリストの無償の十字架の愛によって買い戻され、罪からの自由を得ることができました。人知では考えられないことです。このような無償の愛はどこを探してもありません。頂いたこの大きな主の無償な愛を、まだ知らない人々に伝えることができますように私たちを用いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

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