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4月20日

2024年4月20日 ルツ記3章

 この章でまず目を引くのはルツの再婚を気にかけるナオミのアドバイスだ。今夜大麦のうち場にボアズが大麦をふるいにかけに来るだろうから、からだを洗って油を塗り、晴れ着を着てうち場に行くように勧めるのだ。そして、ボアズが寝るとき、その足元をめくって、そこで寝なさいというのだ。それがたとえ求婚のスタイルだとしても、普通に考えたらだいぶ非常識で、それを行うには相当勇気が必要だったと思う。でも、ルツはナオミのいうことはなんでも聞くと応えるのだ。

 ルツは夫亡き後、ナオミを慕って祖国を捨てて、彼女に従ってきた。それは、ナオミの中に親兄弟にすらなかった、神様の愛を感じ取っていたからだと思う。ナオミが神様を愛し、神様に従っている姿に、ルツも倣って生活していたのだと思う。そのルツの姿はボアズにも好意的に映っていた。

 だからこそ、自分の畑で落穂ひろいをしていたルツが、突然このような大胆な行動に出ても、ボアズも彼女を誠実な女性だと称賛し、神様の方法をもって彼女を買い戻すことを約束した。ただ自分が買い戻す前に、まずはもっと近い買い戻しの権利を持っている親戚に、その人が買い戻すかどうかを聞きに行った。これが神様の方法だったからだ。

 ナオミもルツもボアズも、3人ともただその時、その時、神様の方法に従って生きていた。自分の願望ではなく、神様の方法から離れなかった。後にルツとボアズは結婚し、そのひ孫としてダビデが生まれる。そして、ダビデの家系はイエス様の家系でもある。ナオミとルツがその伴侶や息子を失ったとき、貧困にあえいでいるとき、こんな祝福が待っているなんて想像もしなかっただろう。自分たちの物語が聖書に記されて、世界中の人がその人生から神様の御心を読み取ろうとするなんて考えもしなかっただろう。ボアズもルツと結婚したことで、こんな祝福が来るなんて思いもしなかっただろう。神様のなさることは人間には計り知れないことを思わされた。

 天のお父様、今日のみことばを感謝いたします。ナオミもルツもボアズも、肩ひじ張ることなく、自然と神様に従っている様子を感じ取りました。3人とも相手に対する愛情にあふれています。ナオミとルツは貧困にあえいでいるが、状況に翻弄されずにただ神様を見上げて生きています。どうぞ私もそのように状況にうろたえることなく、握りしめることなく、あなたにゆだねて生きることができるようになりますように。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン

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