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2023年3月12日

2023年3月12日 ディボーション

ガラテヤ人への手紙 1章

 今日からガラテヤ人への手紙にはいる。ガラテヤ書は、ローマ書と並んで、パウロの信仰の本質を示す重要な書と言われている。1981年発行の新改訳聖書の解説によると、パウロがガラテヤの教会に宛てた手紙の目的は、パウロがガラテヤの諸教会を最後に訪れた後に、ユダヤ主義者が来て、救われるためには割礼を受けなければならないと言って人々を惑わして、パウロの使徒職について攻撃した為に書かれたと言われている。パウロの心中は如何ほどだったかと思う。

 パウロは自分が、以前はユダヤ教徒で激しく神の教会を迫害し、それを滅ぼそうとしていた。しかし、神がパウロに御子イエス・キリストを啓示して下さった時、彼は神の恵みによって変えられ、福音を宣べ伝える者となったのである。そして、彼は、自分が宣べ伝えた福音は、人間によるものではなく、又、人間から受けたのではなく、また教えられたのでもない。ただイエス・キリストの啓示によって受けたと述べている。そのような神からの恵みを皆も受けているのに、その恵みから離れて、間違った人の教えに心を惑わされている状況に、パウロは驚いていると語っている。私達クリスチャンも真理を理解していくには聖霊の助け、そして身近にいる牧師や信仰の先輩達から示される正しいことを大切に受けるようになることである。

 神のことばは決して付け足すことも取り除くこともできない。パウロが言うように、そうする人はのろわれると語っている。神もヨハネの黙示録22:18-19で厳しく宣べられておられる。

「私は、この書の預言のことばを聞くすべての者に証しする。もし、だれかがこれにつけ加えるなら、神がそのものに、この書に書かれている災害を加えられる。また、もし、だれかがこの預言の書のことばから何かを取り除くなら、神は、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、その者の受ける分を取り除かれる。」(ヨハネの黙示録22:18-19)。

愛する天の神さま。私達が今あるのは、あなたの恵み、憐れみによるものです。十字架のイエスさまから目を離さず、罪からの赦しをしっかりとうけとめてこのイエスさまの慈しみ深き愛を多くの人々に伝えることができますようにどうぞ用いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

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