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2023年2月2日

2023年2月2日 ディボーション

ホセア書 一章

 今日から旧約時代のホセア書に入る。ホセア書は小預言書と言われているが、大預言書と価値の違いがあるわけではなくて単なる量の違いだと言われている。ホセア書は、ホセアの自らの家庭生活を通して、神の裁きよりも、神の愛の深さ、また契約に対する誠実さが教えられる書と言われています。

 預言者ホセアが活躍したのはヤロブアム2世の時代からイスラエル北王国滅亡直前までの40年間、イスラエル北王国を舞台として活躍したと言われている。その時代は、イスラエル北王国が霊的に最悪の事態へと突き進んでいました。しかし、神はこのような最悪の事態にあるイスラエルへの愛は変わらず、彼らが悔い改めて立ち返ることを期待し、その神の愛が、ホセアの家庭生活の経験に重ねられて語られておられるということである。

 主がホセアに語られたはじめのことは、姦淫の女ゴメルを妻とするように命じられたのである。ホセアもいきなり神から語られたことに驚いたことだと思う。でも、ホセアは、神の命令に忠実に従ったのである。ゴメルは、身ごもって、三人の子ども達を産んだが、その三人の名前は神から名付けられた名前で、実に悲しい意味をもつ名前であった。最初の子が「イズレエル(神は種を蒔く者の意味)」、次の子どもは、女の子で「ロ・ルハマ(あわれむことはなく、赦さないという意味)」、そして、第三子の名は「ロ・アンミ」(わたしの民ではないという意味)」と名付けられた。

 このようなホセアと妻のゴメルの子ども達の名前をとおして、主が語ろうとされておられることは、神の選民であるイスラエルが、どんなに神に背を向けても、神が契約に対する誠実さを守り、愛し続けることを物語る行動預言だと解釈されています。神はご自身で名付けられた名前、ロ・アンミ、わたしの民ではないと否定されるような者でありながら、10節(一部抜粋)で「イスラエルの子らの数は、量ることも数えることもできない 海の砂のようになる。「あなたがたはわたしの民ではない」と言われたその場所で、彼らは「生ける神の子ら」と言われる。」と語られておられるのである。神の選民、イスラエルへの深い愛が示されました。

 愛する天の父なる神さま、御名をほめたたえます。今日のみことばを心から感謝します。ホセアのあなたへの忠誠心、あなたとの約束を守り通していく姿に心うたれました。そういう信仰をもつことができますように導いてください。感謝して主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン

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